本日また一つ歳を重ねることが出来ました。
こうして生かされていることに感謝するばかりです。
いつも見守り応援してくださる皆さま本当にありがとうございます。
今年2月に亡くなった幼馴染が
「還暦まで生きるのは難しいことなんだな」と
ボソっと呟いた言葉が今でも胸に残っています。
だからこそ歳を重ねることは
当たり前じゃないのだと今まさに痛感しております。
今年8月から新たな試みとして
AUDIO BOOKを始めるにあたってのきっかけは実は彼にありました。
医療従事者だった幼馴染は
来院者との話のネタを準備することも併せて日々新聞を熟読。
しかし病床に伏すようになってからは
「ヤフーニュースが友達だ」と話すようになり
スマホでネットニュースを拾い読みしておりました。
けれども病状が進むとスマホで記事を読むのも難しい状況に。
その折、私が時々でも気になる記事を音読し
スマホにでも録音して送れば横になりながら聞き流しが出来ると気づくも、
忙しさにかまけてそれを実行しませんでした。
私は首都圏におり幼馴染は地元宮崎にいても音声のやりとりは出来たはずなのに。
それは今でも後悔しています。
けれどもその後悔が形に残る作品を手掛けたいと思っていた所とも符合し、
AUDIO BOOKを一丁やってみるかとなった訳です。
そうして始めるにあたって色々と調べてみると、
古典を紐解く面白さはもちろん
視覚障害のある方や失読症の方のお役に立てること
さらには日本語習得を目指す外国人の方が
学習教材として使われることもあるそうで、
それも含めて良い作品を残すべく試行錯誤しております。
そうして迎えたこの歳ですが
まだまだ現役のアナウンサーとして
スポーツもナレーションもイベントも喋る気持ちはございますし、
はたまた演出家としても仕事をして参ります。
次世代へバトンを繋ぐことも含め、
日々を大切に自分が出来ることに努めて参りますので、
皆さま懲りずこの歳もお付き合いくださると幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
高森てつ

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