企業VPナレーションにて中目黒のマルニスタジオへ。

VP=ビデオパッケージとは企業が業務上の特定の目的に沿って制作した映像を指します。

今回は国民が広くお世話になっている企業様の案件でございましたが、
そこには企業姿勢が表れます。
ご担当の方々の熱意には感嘆のため息です。

ナレーション収録は映像制作の最終工程と言えます。
クライアント、ディレクター、MAエンジニアとの協業で、
映像に沿って作られた台本のもとディレクターの指示に従い、
ブロック毎に録っていきます。

因みにMA=マルチオーディオとは映像作品制作に於いて音声編集を担い、
音楽や効果音の仕込み、整音、ナレーション収録、ミックスの作業を指します。

ナレーターは声の引き出し、読みの技術、キャリアを踏まえ、
それぞれの作品に合わせ選考されます。

スタジオワークはディレクターの指示に即応できるか否かが大きなポイントです。
ディレクターはクライアントの要望のもと方向性を定め指示を出します。
「声を抑えて」「もっと軽快に」等々・・・

文言の差し込みなどがある場合は原稿量に対して尺が短い場合などもあります。
とは言えリテイクが増えると進捗が悪くなりますので、
即応し限られたスタジオ収録の時間のなかで収めなければなりません。
ですからナレーターは職人芸と言えます。

とはいえ、スタジオ収録は場数をこなさなければ難しいことが多いのも事実で、
その点、上京前に九州で鍛えてくださったディレクター・MAエンジニアの先輩方に感謝するばかりです。

ナレーションは作品が表に出る出ないに関わらず大好きな仕事です。
けれども、世の中で叫ばれている様にAIの台頭によりゆくゆくは仕事が奪われる可能性も往々にしてあります。
恐らくその精度は今後益々高まるばかりでいつかは全て取って変わられる日がくるのかもしれませんが、
一方、即応性や微妙なニュアンスを掴む能力などはそう簡単に真似できないのではないかという、
淡い希望的観測も持っております。

兎にも角にもそれは技術に裏打ちされたものでしかなく日々精進でございます。